藤村 佑子 Yuko Fujimura, piano
福岡市出身。5歳よりピアノを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国第1位、併せて文部大臣賞受賞。桐朋学園音楽科高等部在学中、日本音楽コンクール第1位特賞受賞、並びに海外旅道コンクール特別賞。ロン=ティボー国際音楽コンクール。ミュンヘン国際音楽コンクール入賞後、ロンドン、ウィーン、バリ、ベルリン、マドリッドヨーロッパ主要都市でソロリサイタル、オーケストラと協演、日本にいてN響、日フィル、新日フィル、東響、大フィル、京響、札響、九響他主要オーケストラのソリストに招かれ好評を得る。NHK音楽の広場、題名のない音楽会他TV出演も多数。ベルリンで録音したCDムソルグスキー作曲「展覧会の絵」チャイコフスキー作曲「大ソナタ」や、かたりべ文庫出版「音の色」藤村佑子写真集が好評。1963年から2009年までのヨーロッパ生活を終え現在、作陽学園大学音楽科名誉教授、福岡音楽客員院長。福岡市市民文化賞受賞。
神谷 美千子 Michiko Kamiya, violin
1997年ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール優勝。1992年パガニーニ国際ヴァイ オリン・コンクール第2位など、数々のコンクールでの受賞歴がある。
11歳でソリストとして名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演して以来、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのイギリス・ツアーのほか、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団、ストックホルム室内管弦楽団、ニュージーランド交響楽団、シンガポール交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団など、多数の国内外のオーケストラと共演を重ねている。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる室内管弦楽団(トヨタ・ミレニウム・コンサート)とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を弾き振りし、日本ツアーを行う。
シャルル・デュトワ、チョン・ミョンフン、ルドルフ・バルシャイ、尾高忠明、高関健、下野竜也などの指揮者と共演。室内楽では、ダヴィッド・ゲリンガス、レジス・パスキエ、シュテファン・ドール、原田幸一郎、野島稔、磯村和英、毛利伯郎、竹澤恭子、樫本大進などと共演している。
小澤征爾指揮による小澤塾オーケストラではコンサートマスターを務め、その後サイトウ・キネン・オーケストラに参加。アスペン、ヴェルビエ、ラヴィニア、クフモ等、世界各地の音楽祭にも多数参加している。
Naxosレーベルよりワールドリリースされた録音は、The Stradをはじめ、国内外の音楽誌で絶賛されている。これまでに、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、オランダ、ベルギー、フィンランド、アメリカなどの国でリサイタルや室内楽の演奏をしている。
指導者としては、2007年よりパリ・エコール・ノルマル音楽院にて教鞭をとり、2014年に帰国後より、いしかわミュージックアカデミーの講師を毎年務めている。2024年には フランスのSaline Royal Academyにてマスタークラスを行う。2009年より定期的に日本音楽コンクールの審査員を、また2024年には韓国のイサン・ ユン国際コンクールの審査員も務める。
桐朋学園にて久保田良作、原田幸一郎の各氏に学び、ソリスト・ディプロマコースを首席で修 了後、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ女史と川崎雅夫氏に、ロンドンにてジョルジュ・パウク氏に指導を受ける。
現在は演奏活動と共に、桐朋学園大学音楽学部准教授として後進の指導にあたっている。
青柳晋 Susumu Aoyagi, piano
ニカラグア生まれ、米国で5歳よりピアノを始める。日本に帰国後、全日本学生音楽コンクール全国大会で1位受賞。桐朋学園大学在学中に西日本音楽賞を受賞し、ベルリン芸術大学に留学。1992年ロン・ティボー国際コンクールに入賞後、パリ日本大使館、ラジオ・フランス、旧西・東ドイツ各地からアメリカに至るまで各地で演奏活動を展開。ハエン、アルフレード=カゼッラ、ポリーノの各国際ピアノコンクールで1位受賞。1997年頃より日本でも演奏活動を開始し、2000年には青山音楽賞を受賞。第28回日本ショパン協会賞受賞。これまでに10枚のソロ・室内楽アルバムをリリースし、いずれも高い評価を受けている。2006年よりリスト作品をメインに据えた自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部屋」をスタートさせ、2021年(12月17 日)には16回目、2022年には17回目を迎える。国内外のオーケストラとも数多く共演。著名アーティストからの信頼も厚く、近年は室内楽奏者としても活躍の場を広げている。2012年3月カーネギーホール・ワイルリサイタルホールでデビュー公演、現地メディアで絶讃を博す。コンクール審査員としても経験を重ね、日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、ハエン国際コンクール審査員などを歴任し、高松国際ピアノコンクールでは第一回目から審査に参加、現在、審査員長として同コンクールのプロデュースにも携わる。 日本ショパン協会理事。東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団など全国の主要オーケストラと協演。これまでに宇賀田克子、藤村佑子、山田富士子、山田康子、ジョー・ボートライト、リリー・クラウス、クラウス・ヘルヴィヒ、パスカル・ドゥワイヨンに師事。 東京芸術大学教授、洗足学園大学客員教授、札幌大谷大学客員教授、大分県立芸術文化短期大学特別講師、長崎おぢか国際音楽祭音楽監督を務めながら幅広く演奏活動を継続中。
高木 美来 Miki Takaki, piano
愛知県名古屋市出身。東京藝術大学器楽科ピアノ専攻を経て東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。在学中、同大学院音楽研究科声楽科のティーチングアシスタントを勤める。第53回全日本学生音楽コンクール名古屋大会第2位、第13回春日井市音楽コクール第1位、中日賞。第131回日演連推薦・新人演奏会に合格、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。第6回かずさアカデミア音楽コンクール入選。2017年カワイ表参道フレッシュコンサートシリーズでソロリサイタル、2018年には日系移民150周年記念行事に招かれハワイ島ヒロにてソロリサイタルを開催、好評を博す。近年では室内楽奏者としての活動に恵まれ、共演ピアニストとして弦・管楽器、声楽・合唱等のリサイタル伴奏やTV・FM収録をはじめ、コンクールや音楽講習会での公式伴奏者を定期的に務めるなど、各方面からの信頼も厚い。2016年から東京・九州を中心に二村裕美氏(Vn.)とのデュオリサイタルを重ねている。橋本杏奈氏(Cl.)とは2010年クラリネット協会主催コンサートでの共演をきっかけに親交が続き、リサイタルでの共演他、マイケル・コリンズ氏とのデュオリサイタル、FM収録、東京・春音楽祭2023などで共演を重ねている。これまでにピアノを浅井潤子、讃岐京子、藤井博子、笠間春子、G.タッキーノ、青柳晋の各氏、室内楽を村井祐児、C.ルローンの各氏に師事。NAGANO国際音楽祭セミナー(2021)、黒部国際ヴァイオリンセミナー(2023)にて弦楽クラス伴奏者。2013年〜長崎おぢか国際音楽祭にて弦楽クラス伴奏者、初級ピアノクラス講師。東京藝術大学ピアノ科非常勤講師、弦楽科非常勤講師(伴奏助手)を経て、現在、同大学ピアノ科教育研究助手。
川久保 賜紀 Tamaki Kawakubo, violin
2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、クラシックから現代まで、幅広いレパートリーを手がけ、国内外でリーディングソリストとして活躍を続けている。若くして、主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。 日本では1997年、チョン・ミョンフン指揮アジア・フィルのソリストとしてデビュー。以後、国内外様々なオーケストラと共演を重ね、高度な技術と作品の品位を尊ぶ深い音楽性に高い評価を得ている。 近年は小菅優とのデュオでドイツ・ツアーを行い、またワシントンなどで自ら企画するコンサートを行うなど、コンサート・プロデューサーとしての才能も発揮、リサイタルだけではなく室内楽にも積極的に取り組み、究極のアンサンブルを追求し続けている。近年では、欧米での活動と並行し、国内ではP.ヤルヴィ/N響、P.インキネン/日フィル、小泉和裕指揮/都響、鈴木優人指揮/オーケストラ・アンサンブル金沢など国内主要オーケストラとの共演のほか、小菅優とのソロ&室内楽プロジェクト、遠藤真理と三浦友理枝とのトリオでの活動も行い、幅広く展開している。
後進の指導にも積極的に取り組み、2018年より桐朋学園大学院大学(富山校)教授に就任。
5歳の時にヴァイオリンを始め、R.リプセット、D.ディレイ、川崎雅夫、Z.ブロンの各氏に師事。
イ・カンホ LEE KANGHO, cello
12歳の時にソウル・フィルのソリストとしてデビューして以来、イ・カンホは韓国のチェロ演奏家、室内楽奏者として確固たる姿勢を保っている。世界中での演奏はもとより、KBS交響楽団、韓国交響団、スウォンフィルとの共演をはじめ、クムホホールでの
リサイタルは絶賛を博し、KBSラジオでの放送をはじめ、常に脚光を浴び続けている。アメリカでの活動に引き続いて現在は韓国芸術総合学校音楽学部長に就任、韓国チェロ界の重鎮として期待の若手を次々と輩出している。これまでにイサンユン、ペンデレツキ、ポッパー国際コンクールなどの審査を歴任。
カンホ・リーは、12 歳のときにソウル・フィルハーモニー管弦楽団でオーケストラデビューして以来、ソリストおよび室内楽奏者として人気を博してきました。韓国放送公社 (KBS) 交響楽団、韓国交響楽団、水原フィルハーモニー管弦楽団との共演、および錦湖リサイタルホールでのリサイタルは、批評家から絶賛され、KBS ラジオで全国放送されました。2001 年ソウル・フィルハーモニー管弦楽団との年越しガラコンサートではソリストとして招かれ、韓国の主要な交響楽団と定期的に共演を続けています。韓国外務省の招待を受け、パリ、リヨン、ミラノ、ローマ、ジュネーブの国連でリサイタルを開催。その他の国際活動としては、モスクワ音楽院の客員としてモスクワとサンクトペテルブルクで演奏、ソフィア国立音楽院管弦楽団やハレ・フィルハーモニー管弦楽団とのコンサート、ニューヨーク、ロサンゼルス、ピッツバーグ、セントルイス、ボストンでのリサイタルなどがある。室内楽奏者としても活躍し、パシフィカ弦楽四重奏団、オリオン弦楽四重奏団、タシ、クリーブランド、フェルメール、東京の各弦楽四重奏団のメンバーと共演。トーヌス・ピアノ・トリオおよびアントニン・アンサンブルのメンバーでもある。
リー氏は、イサン・ユン国際チェロコンクール、ペンデレツキ国際チェロコンクール、ポッパー国際チェロコンクール、および韓国の数多くの主要コンクールの審査員を務めました。現在、リー氏は韓国国立芸術学校の学部長およびチェロ教授を務めており、日本の霧島国際音楽祭、韓国のカンタス・アカデミーおよびヴィヴァーチェ音楽祭で定期的にマスタークラスを行っています。
リー氏の芸術性と、演奏家、教育者、管理者としての経歴は、多くの注目を集めています。同氏は、韓国、米国、南アフリカの主要テレビ局に出演しています。同氏のインタビューは、Vogue–Korea、アシアナ航空の機内誌、Strad–Korea などの雑誌やジャーナルに掲載されています。
リー氏はスワースモア大学で経済学の学士号、イェール音楽学校で音楽修士号、ニューイングランド音楽院で音楽芸術博士号を取得しました。
吉武 優 Masaru Yoshitake, piano
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を経て、同大学大学院音楽研究科修了。修了時に成績優秀者に送られる藝大クラヴィーア賞受賞。公益財団法人ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生として、ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業。文化庁新進芸術家海外研修員として同大学国家演奏家コースを修了、ドイツ国家演奏家資格を取得。第28回飯塚新人音楽コンクール及び第7回かずさアカデミア音楽コンクール第1位。第13回松方ホール音楽賞奨励賞受賞。第81回日本音楽コンクール入選。第18回アルトゥール・シュナーベル国際音楽コンクール奨励賞。第60回マリア・カナルス国際音楽コンクールにて審査員満場一致のメダルを受賞。ケルン国際音楽コンクール及び第69回ジュネーヴ国際音楽コンクールセミファイナリストなど、国内外にて多数入賞。ショパンフェスティバルin表参道、東京藝術大学表参道フレッシュコンサート、Festival Les Nuits d’été de Mâcon、Euro Arts Music Festival、Rheingau Music Festival、SOMUS Music Festival、在ドイツ日本国大使館に招かれてリサイタル出演の他、オーストリア、スイス、スペイン、イタリアにてリサイタル、演奏会に多数出演。また読売日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、千葉交響楽団、セントラル愛知交響楽団、九州交響楽団等と共演。これまでに山本英二、碓井貴美子、野島稔、渡邊健二、J. Rouvier、D.Yoffeの各氏に師事。現在、桐朋学園大学、東京藝術大学、Sony CSLピアノアカデミー講師。霧島国際音楽祭、河口湖ヴァイオリンセミナー等で公式伴奏者を務める他、国内各地でソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍している。 オフィシャルHP: http://www.masaruyoshitake.com